2017 February

 

   
 
 
 
中等科まで住んで居た懐かしい街、神楽坂。七五三の記念撮影をした毘沙門天、 大好きだった甘み処は今も健在。お祭りを楽しみにしていた赤城神社は 隈研吾 氏の設計により大改装されていてびっくり!幼馴染みと思い出話をしながらそぞ ろ歩くのも楽しい。

 

 

 
 
 
神楽坂育ちの私達にはびっくりなおしゃれなスポット「LA KAGU」、新潮社のお 膝元である神楽坂らしく本の倉庫だったところを隈研吾氏の設計で改装したそ う。雑貨のお店やカフェ、神楽坂にこんなおしゃれなモノ が??と幼馴染みと 2人、しげしげと眺める。内装も倉庫の面影を残していて、何だかサンタモニカ にでもありそうなおしゃれな空間、私の神楽坂はど こに?・・・。

 

 

   
 
 
今年は全てにおいて「溜めない」をテーマにしたいと思ってはいるけれ ど・・・。ガレージセールもすっかり定着して、OPENすると皆さんが来て下 さって嬉しい。仕事もプライベートも、回転良くリズミカルに軽やかに過ごした いもの。

 

 

 
 
 
暦の上では立春も過ぎたのにまだまだ寒い東京、でも山の季節は確実に春に向 かっている。忙しかった一週間を終えて再び軽井沢へ。もう5時だと言う のに まだ明るく、雪の匂いとうっすらとした夕焼け、風に揺れる木々の音に迎えら れ、子供の頃見たアニメ「ハイジ」を思い出す。「おんじ、山が泣い てる。ユ キちゃんを探しに行かなくちゃ・・・」

 

 

 
 
 
快晴の早朝、風が強く木々が揺れ雲がどんどん流れる。久しぶりのゲレンデ、眩 しい朝陽に向かってリフトで上って行く。澄んだ空気と美しい雪景色、 燦々と 降り注ぐ朝陽を浴びて、キラキラ光る雪面の美しさにすっかりリラックス。

 

 

 
 
リフトが止まるほどの強風、雪面から舞いあがる粉雪を全身に受けて滑る醍醐 味!木々の影が美しい森林コースを滑り抜け、スラローム練習コースの旗 も風 で大きくはためく。澄み切った空に浅間山が美しい。

 

 

   
 
 
昨日までの快晴とは打って変わって厳寒の朝、細かい雪ほど積もる。風も強く粉 雪が舞い上がる軽井沢駅、何だか「津軽海峡冬景色」の気分・・・。

 

 

   
 
 
深々と雪が降る軽井沢を後に上野に到着・・・そしてココも雪。今年の冬は本当 に寒い。西洋美術館のオープニングに伺うとこの悪天候にも拘わらず大 変な 人、さすが世界遺産のル・コルビュジエ効果?皆さんあまりの寒さにビュッフェが 始まるのが待ちきれない!本当に寒い今晩。

 

 

 
 
寒いけれど快晴の続く日本の冬は素晴らしい。N響のコンサートを聴きにNHK ホールに向かう道、丹下健三作品の国立代々木競技場が暮れてゆく空を バック に美しく見える。アメリカでエーロ・サーリネン設計のイエール大学のアイス ホッケーリンクを見たときはそのヴォリューム感や目に見える構造 がそっく り・・・と素人の私は思ったけれど、実際はゼンゼン違うモノ・・・と昔アルバ イトをしていた丹下事務所で教わったことを思い出す。

 

 

 
 
 
今年は年頭から長く会っていなかった友人に次々に再会する。パリからの友人C 嬢が日本に来てもう2年、すっかり日本語も上手になっていてびっく り!積も る話をしながら「オブジェみたい」と我が家の階段で記念撮影。名古屋からはハ イ・ジュエリーのデザイナーS嬢がご来訪、こちらもアトリエ で積もる話が止 まらない・・・。S嬢がNYに住んで居た頃、素晴らしいロフトで一晩中お喋り したのも懐かしい思い出、私のパリのアトリエにも遊び に来たし・・・、あの 頃はみんな若くてフットワークも軽く世界中で会っていたけれど、携帯電話も メールもスカイプも無い時代、どうやって会えたの だろう?

 

 

 
 
久しぶりに打ち合わせで青山のフロム・ファーストに行く。子供の頃母に連れら れて良く来た懐かしいヨックモックを過ぎると煉瓦の建物にガラス張り のカ フェ、子供ながらにまだ行ったこともないのに「パリみたい・・・」と思ってい た。陽が燦々と差し込み煉瓦に写る陰影も美しく、スキップフロア や渡り廊下 が入り組んだ空間はヨーロッパのどこかの回廊を思わせる。1975年竣工とは 思えない、今も全く古びない素敵な場所。設計者の山下和正 氏はこの作品で日 本建築学会賞を受賞され、日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定され ているのも納得。

 

 

   
 
 
青山と言ってももちろん広く、打ち合わせから次のアポイントメントまで新しく 出来たショップやギャラリーを覗くのも楽しい。東京は来るたびに新し いビル が出来ていて、それもあっという間に建て替わる・・・。快晴の空にプラモデル のようなビルが立ち並ぶ、なんとも東京らしい景色。

 

 

 
 
フランク・ロイド・ライトの作品である明日館、主人の大学の卒業制作展という ことで拝見方々早めに来てカフェで仕事をすることに。素晴らしいお天 気の今 日、ライトのデザインが作り出す美しい陰影の中でコーヒーの香りに包まれ て・・・至福の朝。

 

 

 
 
明日館で至福の時を過ごしたのでランチもどこか素敵なところに、と自由学園の 卒業生の方に伺ったこのお店。「NYのトライベッカかソーホーみたい な感じ です」と言われても?入り口も「本当にココ?」と思うようなビルの地下を抜け て辿りつく小さな扉。扉を開けてびっくり・・・、本当におっ しゃった通りの 不思議な空間が広がる。

 

 

 
 
自由学園明日館は1921年に竣工したフランク・ロイド・ライトの設計による 重要文化財。建物を使いながら保存する「動態保存」の文化財として結 婚式や コンサート、雑誌の撮影などに幅広く使われている。年に数回ビアホールとして 解放している今晩、重要文化財のためキッチンはないのでケータ リングのお食 事とCOEDOビール、暖炉の前では小さなコンサートもあり満々席!文化財の 「動態保存」がきちんと機能している稀有な例でもある。 美味しいビールを頂 きながら主人のゼミ生とのお喋りも楽しい。

 

 

 
 
主人の設計の我が家、ところどころ補修したり作り変えたり、工事が入るのも日 常のこと、こうして少しずつ「私達の家」となっていくのだろうか。父 の設計 した家で生まれ育った私は、工務店の方々が出入りしている「現場」のライブな 雰囲気がとても好き。子供の頃はそんな工事の様子をずっと見て いた・・・。

 

 

 
 
古着に凝っていた高校生の頃、ヴィンテージのデニムやデッドストックのGジャ ンを買いに来たこのお店。何ともいえないヴィンテージショップの匂い に懐か しい思い出が蘇る。近くにある洋書専門の古本屋さんでELLEやVOGUEを 見ながらパリに憧れていた私。最近はすっかりおしゃれになった この辺り、ア パルトマンの一室を改装したパリにありそうなブティックも発見!ヘアメイクを 待つ間、束の間のお散歩を楽しむ。

 

 

 
 
昨年は30年ぶりにスキーを再開、今ではすっかり勘も戻り意外に忘れないモ ノ。テニスも何とか再開したいと思っているところへ建築家のU氏からお 誘い 頂き、約11年ぶりにコートに立つ。皆さんにご迷惑をお掛けしないように、と 心がけだけは殊勝でも、体が全くついて来ない。サービスを打つの はもはや数 十年ぶり?インドアコートの夕暮れ、ボールが霞んで見える情けなさ!復活まで の道のりは長い・・・。

 

 

 
 
パリに戻る前に膨大な雑用をこなす日々、さすがに少しお疲れ・・・夜のスパで 静かに過ごす。ジャグジーやJETバス、暖かいミストサウナは本当に リラッ クスできる。フットマッサージを受けつつウトウトした後は静かに本を読みなが らクールダウン。体の芯から温まり、小さなコリまでほぐされて 行く感覚が何 とも気持ち良く体が軽くなったよう。

 

 

 
 
ようやく我が家の玄関のデザインも決まり施工が終わる。作りながら住んで行 く?住みながら作って行く?父の設計した家で育った私には工務店さんが 出入 りする懐かしい光景。また一つ我が家が出来上がってとても嬉しい。

 

 

 
 
霞ヶ関ビルは日本初の超高層オフィスビル、現在では都内に多数点在する超高層 オフィスビルも1968年の竣工当時は珍しく、何もかもが初めてであ るその 建設エピソードはNHKの「プロジェクトX〜挑戦者たち」でも取り上げられた そう。DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダ ン・ムーブメン トの建築に選定されている。パリから帰ってくると日本の超高層は本当に美し い・・・。

 

 

 
 
母の3回忌を前にお墓参りに行く。快晴の空と大きく枝を伸ばした松、まるで日 本画のような景色の中を歩く。樹齢何年・・・と思われる松の木が延々 と続く 広大な霊園、ソーラーシステムが導入されていたり、朽ちた巨木がオブジェのよ うに佇んでいたり、日々のお手入れが行き届いていることに感謝 する。風はま だ冷たいけれど梅の蕾もふっくら、爽やかな香りに春はもうすぐそこ。

 

 

 
 
 
2017年も明けたばかりと思っていたらあっと言う間に2月も終わり、母が天 に召されてもう2年も経った・・・と思う時もあれば、まだ2年しか 経ってい ない・・・と思う時もある。2つの流れの違う時間、不思議な時間感覚の中で生 きて来た。そしてその感覚がいつしか一つに収束して行くのか も知れない。忙 しい忙しいと時間に追われることなく、母のように生活の一コマ一コマをしみじ みと味わい、楽しみながら丁寧に生きて行きたいと思 う。

 

 

 
 
 
diary index パリに戻ることを連絡するとヴァカンス先から美しい写真が送られてくる。パリ に戻ったらすぐに来ない?友人達は本当に「都会に住んで田舎が好き」 という 種族、「田舎の家で何をするでもなく過ごすのは最高の贅沢よ」と・・・。 page top

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